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初瀬野 慶久

Author:初瀬野 慶久
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「エヴァ」から10年。そして「ヱヴァ」以降・・・・ 「エヴァンゲリヲン新劇場版:序」観てきました。 [20070905]
1日に封ぎられた、ヱヴァンゲリヲン:序を観るべきか実は結構悩みました。
アニメ版の焼き直しという前情報もあったので敢えて見る必要はあるのか?という思いと
長野で上映している処って我が家から電車で片道三時間も掛かる長野市の映画館なんだものってことで。
しかし以下のエントリで観に行くことを決めて行って来ました。

エヴァとヱヴァは別物のようだ(最終防衛ライン2)

映画館には開始一時間前に到着。
運良く映画本編と観客ウォッチを両方楽しめる最後列の真ん中ちかくというポジションを獲得できました。
劇場には平日昼前にもかかわらず8割程度の客が入っていました。
客層はキモオタっぽいのはごくわずかで10代くらいの女の子二人組みとかカップルがフツーに入ってました。老夫婦の組み合わせとかちょっとマテ内容知っているの?という客もいましたが。
パンフレットを購入しようと思ったらヱヴァだけ売り切れていたのには参りました。
ぜひとも目を通したいので大阪の従兄弟と従姉妹にお願いすることにしようかなと思います><

実際観ての感想はというと、リアルタイムでエヴァを追いかけたおたくならば観るべき。

開幕のっけの赤い海で「あぁこれは単なるTVアニメ版の焼き直しではない」という事が判りましたし色々「エヴァ」との違いが細かくあって考察を楽しむ余地がかなりあります。

今作ですごく気になっていたラミエルの変形っぷり(というか変態っぷり)は確かに言葉では言い表せないほどニョキニョキと多彩な形態に変わりまくります。
多分ヤシマ作戦のシーンは当分の間アニメファンの語り草になるんじゃないだろうかって位凄いし怖い。
アレと戦えと言われたらそりゃぁ逃げたくなる。

作画は素晴らしいというしかないでしょう。
今の技術でやれることはやりきったという位の気合の入りようで、特に建築物とか防衛施設の砲台がガシャガシャ出てきて並ぶギミックの描写の気合の入りようは異常。
建築物眺めるのが大好きな私はおなか一杯でした。
というか背景美術画集だしてもかなり売れるんじゃないかと思います。

上映時間90分は本当におたくやってて良かったと思えた至福の時間でした。

考察とかは最終防衛ライン2さまのエントリとかリンク先をたどってもらえば10年前やったように次作までアレコレ考え悩んで悶える事が出来るでしょう。
というか、次の「破」まで待つの凄く苦痛なんだけれどどうしましょうって既に悶えてます。

次回予告(私が観た劇場でも5名ほどの方がスタッフスクロールの途中で退場しましたが実に勿体無い)からも「ヱヴァ」が「破」以降、どのように展開するかはまったく読めませんが「序」からしてすでに「エヴァ」とは別物なので私はいい意味でも悪い意味でも新たな伝説の誕生に立ち会えるのではないかという期待感一杯に「破」以降の封切を楽しみに待ちたいと思いますね。

あとエンド曲のウタダヒカルは残念。
どうして高橋洋子を使わなかったのか旧来のファンとしては理解に苦しみました。


そして最後に。

今作を見て一番ショックを受けたのはアニメ業界の人たちじゃないでしょうか。

放映終了後10年前を経ても語り草(この場合、話題性とかセールス的な記録含めた影響の意味で)になるほどの「ポストエヴァ」と呼べる作品を少なくとも私は見ることはなかったし
エヴァの課題をあっさり片付けたのはグレンガラン(第11話)だったのではないでしょうか?




ガイナも含めて「エヴァ」以降のアニメ業界は、いい意味でも悪い意味でもエヴァを超えるあるいはせめて並ぶような作品を出すことは出来なかったしエヴァの残した課題も答えを出せずあるいは出そうともせずに居たのではないでしょうか?
その課題の解決も今年に入って当のガイナに出されてしまいました。
多分同業者にとっては今年は「やられた!」と思わざるを得ない悔しい思いをかみ締めた年になるのではないかなと思います。

おたくは10年前、アニメに対する評価基準を「エヴァ」としたように今後「ヱヴァ」を基準としてゆくのは間違いないと思えます。

安易な作画と萌えネタに走っているアニメが多くて辟易しているおたくは少なくともここに一人居ます。

「ヱヴァ」は「エヴァ」の出した課題を放り投げた業界にまたさらに難題を突きつけたのでは?とそんな思いで劇場を私は出たのでありました。

エヴァンゲリヲン新劇場版:序
エヴァンゲリヲン新劇場版:序
おすすめ平均
stars再構築された美しいエヴァワールド。
stars「リメイク」ではなく「続編」
stars映画の感想
stars映画みて来ました
stars予告編を観る限りでは

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2007-09-05(Wed) 21:50 映画 | TB(0) | 編集 |
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